きっかけは吟行でした。
「緑の日」という文芸ミニコミを作っているケイトちゃんと、
そこで俳句を発表していたいぶきちゃんに連れられてやったはじめての吟行、はじめての句会＠シモキタ。
そこでわれわれは五・七・五の、句の面白さに目覚めてしまったのです。
句会というシステムはとてもよくできていて、
「わたし」がいったん名前をなくして、その場の中に溶けこんでいきます。
うーんうーんと作った句、さらりと作った句、自分的にはすごく自信のある句が、
人に見られ、選ばれるとがらりと印象をかえることがある。
あるいはその逆。人の句を書き写すことでまるで自分のもののように思うことがある。
そして季節の言葉に抱きかかえられるようにして言葉がおさまっていく。
こんな面白い遊び、なかなかないです。
そしてこれは、なにかに似ていると思った。そう、変奏曲です。
ほら、昔やりませんでした？「きらきら星変奏曲」。
モーツァルトのあのバリエーションとかあるいはバッハ。
ちょっとずつカタチを変えていくあのかんじ。
俳句を出発点にいろんな曲ができそうだ、と思ったのです。
そんでもって季節といえば、カレンダー。
それらを合わせたものが[hi→]です。
誰かの見た／感じた言葉と風景、あるいはわたしの見た／感じたもの。
またはその向こう側にあるもの。
俳句を出発点に、それらはカタチを変えて、ねじれて、どこかもっと面白いところへ行けるかもしれない。
あなたを連れていけるかもしれない。
句としてはまだまだはじめたばかりなので稚拙なところも多々あるかもしれませんが、
どうぞご容赦ください。（感想あるいは叱咤激励はいつでも歓迎いたします）
[hi→]はあなたのおうちやお部屋のどこかにひっそりと季節の変奏曲を奏でている、そんなものであればいいなと思っています。
四季折々の言葉を入れながらシーズナブルにお届けしていきたいと思っていますので、おつきあいのほどをどうぞよろしくお願いいたします。
kinuyom
■member
衣衣 Kinuyom（1月9日生まれ、山羊座、AB型）
楢山 惠都 NARAYAMA kate（1月14日生まれ、山羊座、B型）
西丘 伊吹 NISHIOKA ibuki（2月6日生まれ、水瓶座、O型）
日比 藍子 HIBI aiko（11月22日生まれ、蠍座、O型）